終わってみれば、資料収集を頑張った甲斐がありました。母に背中を押されたことがすべてのきっかけ

北海道 女性

死亡(遺族)

症状:死亡(父)   
給付金額:3,600万円

宮崎県 女性

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「入院してからたった1ヵ月…」当時は悲しむことしかできなかった

うちの父は、もともと病院嫌いでした。健康診断できっと何度も引っかかっていたはずですが、それでも病院には行っていなかったようです。

しかしあるとき、体調が悪くなってしまったので、入院して検査をすると、肝がんだと診断されました。さらに医師からは「病状はかなり進行していて、治療をするのも難しい段階です…」と言われ、その1ヵ月後、父は息を引き取ることになったのです。

私たち家族は、「こんなに急に…」と、ただただ悲しむことしかできませんでした。

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卒業証明書の取得やきょうだいの血液検査など資料収集に苦労する

訴訟のきっかけは母の一言でした。
ちょうど、私が夫と離婚したころで、母もいろいろと心配だったみたいです。
もともと訴訟のことはCMで知っていたので、「訴訟をして給付金を受け取れば、少しは生活費の足しになるんじゃない?」と声を掛けてくれて、「じゃあ、ダメ元でもいいからやってみようか」という話になりました。

それで早速、母がアディーレに電話をしてくれて、弁護士さんから手続について教えてもらいました。そのなかで、一番苦労したのが資料収集です。

たとえば、戸籍謄本など役所に行けば取得できる書類のほかに、父の小学校の卒業証明書などが必要で、地元である九州まで行って取得をしました。

あと、大変だったのが父のきょうだいの血液検査ですね。普段あまり連絡を取っていない方ばかりだったので、事情を一から説明したり、高齢の方だとご家族に許可を取ったうえで私が付き添ったりする必要もありましたから。

私の場合は、ちょうどその地元に引っ越す予定があったのでまだよかったですが、距離が離れていると、そういった対応も難しかっただろうなと思います。

訴訟の際に収集が必要な資料の例

  • B型肝炎ウイルスに感染していることを証明するための血液検査結果(具体的には6ヵ月以上間隔を空けた連続2時点におけるHBs抗原陽性やHBV-DNA陽性、HBe抗原陽性などの検査結果、HBc抗体高力価陽性の検査結果)※過去にこれらの血液検査を受けたことがある場合
  • 満7歳になるまでに日本に居住していたことを示す資料(例:小学校の卒業証明書)
  • お母さまの血液検査結果や年長のごきょうだいの血液検査結果※過去にこれらの血液検査を受けていることがある場合
  • カルテなどの医療記録
  • 戸籍・戸籍の附票
など

アディーレが、資料収集を代行・サポートいたします!

資料が不足している場合は代用資料のご提案や、ご希望の方には医師やご家族へのご説明も対応いたします。経験豊富な弁護士にぜひお任せください。

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満足いく結果を迎えられたのは、母の後押しがあったからこそ

サポートを受けつつ必要な資料を集めたあとは、アディーレにお任せして、和解を待つだけでした。

ただ、先ほどお話していた資料収集も、必要だと言われていた書類をすべてそのまま用意できたわけではなかったので、「ダメだったらしょうがないかな」という気持ちで待っていました。

でも結果は、請求どおり満額での和解。連絡があったときは「本当に?」とびっくりして、しばらくしてからようやく実感が湧いてきました。

もちろん母も喜んでくれて、「いろいろ大変だったと思うけど、頑張って本当によかったね」と言ってくれました。思えば、こうして無事に給付金を受け取れたのも母が背中を押してくれたおかげです。私1人だったら、「訴訟をしよう!」と決意できなかったかもしれません。

あと、アディーレの弁護士さんや事務員の方がサポートしてくれたこともありがたかったです。
「この書類が出せません…」という場合も多かったのですが、「大丈夫です。それでしたら、別のこの書類を…」と言って、臨機応変に対応していただけたので、最後まで手続することができたのかなと思います。

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「今後の人生にとって大きな支えになる」やっぱり訴訟をしてよかった

「今後の人生にとって大きな支えになる」やっぱり訴訟をしてよかった
最近は釣りにはまっていて、友人とよく行っています。

和解後の今は、地元の九州で母と暮らしています。引っ越しを機に、夜勤がある仕事に転職をしたので、正直いろいろと忙しいです。

でも、給付金をいただけたことで、生活にある程度余裕ができました。“3,600万円”という数字を最初に見たときは、どうしても実感が湧きませんでしたが、ダメ元でもやってみて、本当によかったと実感しています。今後の人生にとって大きな支えになりますしね。

きっと落ち着いてきたら、好きな趣味にも時間が使えるでしょうし、これからは母と2人でゆっくり過ごしていきたいなと思います。

「今後の人生にとって大きな支えになる」やっぱり訴訟をしてよかった
最近は釣りにはまっていて、友人とよく行っています。

コメント

弁護士のコメント

B型肝炎訴訟で皆さんが口をそろえておっしゃるのは、「資料集めが大変…」ということです。
B型肝炎訴訟では、満7歳になるまでに日本において集団予防接種等を受けた証明(今回のお話でも出てきた小学校の卒業証明書など)、そのほか戸籍謄本や医療記録など、必要な書類は多岐に渡ります。
そのうえ、いざ資料を収集するときには、当時から何年も経過しているケースもあり、簡単に集めることができない場合もあります。

このご依頼を受けた当時は、ご本人に代わってアディーレが資料収集を行っておりませんでしたが、依頼者の方から「資料収集が大変」「代わりにやってほしい」とのご要望をたくさんいただきました。
そこで、少しでも依頼者の方の負担を軽減することで、一人でも多くの方の手続へのハードルを下げたいという思いから、現在は資料収集の代行サービスを行っております。
「訴訟はしたいけど、いろいろと大変そうだし…」と、迷っていらっしゃる場合は、ぜひお気軽にアディーレにご相談ください。

監修弁護士 大西 亜希子
アディーレ法律事務所 B型肝炎部部長
肝炎医療コーディネーター※
※地域により名称が異なります。
大西亜希子 弁護士

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