長年わからなかった体調不良の原因はB型肝炎。訴訟を機に健康に注意することを決心

広島県 男性

肝硬変

症状:肝硬変(軽度)   
給付金額:2,500万円

広島県 男性

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人間ドッグがきっかけで気になっていたB型肝炎ウイルスの存在

B型肝炎ウイルスという言葉を初めて知ったのは、人間ドックでした。当時、会社を経営していましたし、将来のことも考えて、20万円程のコースを申し込みました。それまでも、ずっと同じ病院で人間ドックを受けていたのですが、思い切って今までよりも高額なコースの検査を受けたところ、”B型肝炎ウイルス陽性”という診断が出ました。
しかし、病気の詳細やリスクについて医師からの説明は特になく、私も「何だろう」と思いながら検査結果を見ただけでした。診断書と紹介状を持って消化器内科に行き、その後も経過観察ということで定期的に診てもらっていましたが、ウイルスに感染しているという感覚はまったくありませんでした。

数年後、体調が悪かったこともあり、仕事を整理して広島に戻ったのですが、「紹介状を書きますから、広島の専門病院でちゃんと診てもらってください」と消化器内科の先生に言われたことが、非常に気になっていました。一生検査を受け続けるのかということも疑問でしたから。そんな折に、テレビでアディーレのB型肝炎訴訟のコマーシャルを見て、「私も関係あるのかな」と思いました。

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「決着をつけなければ」と決心しアディーレとともにB型肝炎訴訟へ

CMを見たあとで、以前に受け取っていた診断書を確認したところ、「B型肝炎ウイルス陽性」の文字があり、「やっぱり」と思いました。それまではB型肝炎訴訟なんて認識しておらず、耳に入らなかったのです。それから、アディーレに連絡して、自分でもいろいろ勉強して、「ああ、そうなのか。B型肝炎陽性の結果が出たのは幼少期の集団予防接種が原因だったのか」と腑に落ちました。それであれば、このB型肝炎という病気に対してきちんと決着をつけなければならないと思いましたね。
実は、アディーレさんに2回目にお電話する前に、広島弁護団の説明会に参加したのです。その説明会でも給付金訴訟の説明は受けましたが、B型肝炎訴訟というものについて、CMで気づきを与えてくれたアディーレを信頼して依頼しようと決めました。

自分なりに長年治療を受けてきて、いろいろ動いて情報を集めたりして、給付金を請求しようという段階までたどり着きました。そのあとはアディーレさんに書類を送っていただいたり、アドバイスをいただいたり、一生懸命やっていただきました。資料を集めるというだけでも、個人ではとてもできませんからね。そして、ずいぶん経ってから和解できたというご連絡をいただいて、「いい結果が出てよかったな」、「アディーレさんのおかげで和解できたな」と非常に感謝しております。

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感染の事実を感染者が認識できる仕組みを国が作るべき

B型肝炎ウイルスが感染者の体内に入った原因は、国が行った集団予防接種である可能性があるとわかっているのに、給付金対象者が感染の事実を認識できる体制をどうして作らないのか不思議に思います。
集団予防接種を強制的に受けさせられた年代は国が把握しているはずなので、健康診断などで血液検査をするときにB型肝炎の検査も必ずするようにして、もし感染しているなら国のほうに報告が行くような仕組みを作るべきです。そのうえで、感染者の方にも「血液検査でB型肝炎ウイルスに感染していることがわかったので、専門の医療機関で再検査をしてください」という連絡を入れるべきで、こちらから申し出て検査を受けなければ感染しているかどうかわからないというのはおかしいです。
いろいろなニュースも見ても、日本という国は国家がやったことに対して責任を負わないな、と思っていました。

だから、アディーレさんに伺ったときも「本当に国が補償してくれるのか」と半信半疑でした。「訴訟が完了しました」とアディーレさんから報告をいただいたときに初めて、「ああ、国に責任を取ってもらうということができたのだな」という実感がわきました。

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B型肝炎訴訟を経験したことで、自分の体調に気をつけるように

訴訟が終わってほっとしましたが、私にとってはB型肝炎訴訟を経験したこと自体がとてもよかったと思います。訴訟の結果がどうであれ、「肝がんになることも覚悟のうえで、日常生活のさまざまなことに注意しながら、生きていかなければいけない」という決心ができたからです。
なぜ自分が病院に定期的に行って、いろいろな検査を受けるのかという理由がわかって納得できたので、「日常の生活習慣に気をつける」、「健康診断をきちんと受ける」、といったことをするようになりました。先日もポリープ切除の手術を受けたのですが、健康診断を受けていなかったら、何年かしてがんになったかもしれません。

このように、自分の体に関心を持って、健康に気をつけて行動できているというのは、B型肝炎訴訟を経験したおかげだな、と思います。体調不良の原因がわからないのが不安なのであって、それがわかれば、医者に定期的に行ったりしてきちんと対処していけますからね。実は医者が嫌いで、お医者さんの顔を見るのも嫌だったのです。そんな私が、今回の新型コロナウイルスのワクチン接種についても、自治体の接種会場に早めに行って受けました。自分のなかに健康に気を配ろうとする意識が芽生えたのが、とても嬉しいですね。

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給付金の支給を励みにこれからも健康に気をつけて過ごしていきたい

和解できて給付金も支給されてほっとしましたが、これから先もB型肝炎と付き合っていかなければならないので、そのために必要なお金として無駄に使うことは絶対にしないと決めています。今後、年を取っていけば別の体調不良も出てくるでしょうし、そうなったら検査や手術にも費用がかかるけれど、もう収入があるわけでもないですしね。今回、給付金が支給されたことを励みにして、健康に気をつけて生活していきたいと思っています。

コメント

弁護士のコメント

今回の依頼者の方は、ご自身の将来のことを考え、詳しい検査を受けられたことでB型肝炎ウイルス感染に気付かれました。そして、「一生検査を受け続けなければならないのか?」、「なぜ自分が感染したのか?」という疑問を解消し、ご自身の将来に向き合うため「B型肝炎訴訟をやらなければ」との思いに至り、そのきっかけとなったアディーレにご依頼いただきました。

つらいご経験にもかかわらず、「B型肝炎訴訟を経験したことで、体調に気を付けるようになった」と非常に前向きに考えていらっしゃいますし、給付金が支給されたことについても、「励みにしてこれからも過ごしていきたい」とおっしゃっています。

その一方で、B型肝炎訴訟に関する国の認知が不足していることについて、「なぜ?」と疑問を持たれ、B型肝炎ウイルスについて長い間悩まれたことに対するお怒りのお気持ちをお話しくださいました。おっしゃるとおり、国の認知活動は積極的とは言えず、アディーレのCMでB型肝炎訴訟を知られた方も少なくありません。B型肝炎訴訟の対象者は最大で40万人以上とされていますが、実際に訴訟をした方はまだまだ少ないのが現状です。

一人でも多くの感染者の方々に「安心して今後の生活を過ごせるようになっていただきたい」と、アディーレではB型肝炎専属チームを設け、ご相談を承っております。
B型肝炎訴訟について気になることが少しでもある方は、お一人で悩まず当事務所までご連絡ください。

監修弁護士 大西 亜希子
アディーレ法律事務所 B型肝炎部部長
肝炎医療コーディネーター※
※地域により名称が異なります。
大西亜希子 弁護士

その他のB型肝炎訴訟の体験談

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