資料収集代行サービスがなければ、訴訟を諦めていたかもしれない。受け取った給付金は“主人の頑張った証”

三重県 女性

死亡(遺族)

症状:死亡(夫)   
給付金額:3,600万円

三重県 女性

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これからという矢先に急な体調不良。そして突然の余命宣告

主人の仕事は建築士でした。私と次女が喫茶店を始めようとしたときにも、「僕がやるよ」と言って、私たちのためにお店の改修の準備をしてくれました。以前は別のお店が入っていた物件だったので、図面を引いて内装をすべて取り壊し、さあこれからとなった矢先、主人が突然お腹の痛みで動けなくなってしまったのです。

それまでも何度か別の症状などで定期的に通院することがありましたが、その日は初めて「すぐ入院してください」と言われました。検査をした結果、主人は肝臓がんとの診断を受け、余命宣告までされてしまって…。またこの検査のときに初めて「B型肝炎ウイルスに感染している」ということも知らされました。
そして主人は、何度か入退院を繰り返したあと、病状が回復することなく、息を引き取りました。本当に突然のことで、当時は気持ちの整理がまったくできませんでした。

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火葬場で誓った主人との約束。完成したお店を見せたかった

あとに残ったのは、なかを取り壊したまま手つかずの喫茶店。でも葬儀のとき、火葬場で静かに眠る主人を前に、約束したんです。「喫茶店、絶対に頑張ってやるからね」って。だから、娘夫婦にも手伝ってもらいながら、主人が引いてくれていた図面どおりに、改修工事を続けることにしました。
そして工事を始めて1年以上が経ったころ、無事に開店することができました。きっと主人も、完成したお店を見たかったろうなと思います。

つらい気持ちはなくなりませんでしたが、それからはお店が繁盛するよう、とにかく頑張りました。年齢の関係もあり、今はもう喫茶店は娘たちに任せていますが、そこまでお店を続けられたのは、主人が見守ってくれていたおかげなのかもしれません。
そうして、主人が亡くなって10年以上経ったあるとき、アディーレのテレビCMで「B型肝炎訴訟」という言葉を耳にしました。

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「本当に大丈夫かな…」電話したあとも、不安は残ったまま

主人が入院したとき、病院の先生から「B型肝炎」が原因だという話を聞いたことを思い出し、テレビCMを見ながらとりあえず電話番号だけメモしました。でも、ほかの人に相談しにくく、亡くなってから10年以上も経過していたこともあり、すぐには電話できませんでした。
ただCMで「亡くなられた方も対象」といっていたことや、娘にも相談してみて「電話だけでもしてみたら?」と後押ししてもらえたこともあり、長い間悩みましたが、思い切って電話することに決めました。

電話をすると、手続について丁寧に説明していただき、「すぐに(詳細が分かる)書類をお送りいたします」と言われました。
ただ、電話したあともまだ半信半疑でしたね。失礼ですが、「電話しちゃったけど、詐欺ではないんだろうか…」とか「アディーレって、本当に頼んで大丈夫なのかな…」といった気持ちのほうが強くて…。訴訟自体が初めてのことで、田舎から東京の法律事務所に電話するのも初めてのことだから、最初は不安のほうが大きかったです。

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大変な資料収集は、アディーレにお任せすることができた

でも、手続を進めていくにつれて、そういった不安は徐々になくなっていきました。
たとえば、「資料収集代行サービス」。これはすごく助かりました。というのも、必要書類の1つに、主人の小学校の卒業証明書があったのですが、これが簡単に手に入るものではなかったのです。実は、主人の兄から、「疎開の関係で、県外の小学校に通っていた」と聞かされていて、「県外の学校に事情を説明して、何十年も前の証明書をもらうなんて大変…」と途方に暮れてしまいました。

でも、その卒業証明書をはじめ、戸籍謄本や当時の診断書など、手続に必要な書類はアディーレのほうで可能な限り集めてくださいました。
難しいことや面倒なことは、ほとんどアディーレにお任せできたおかげで、無事に手続を終えることができました。今考えると、この代行サービスがなければ、途中で訴訟を諦めていたかもしれません。

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主人が頑張った証。そして、残された私たちへの贈り物

初めてB型肝炎給付金に関するテレビCMを見たときは、「最大3,600万円」という金額を信じることができませんでした。でも、アディーレから和解成立の連絡が来て、こんなに大きな金額が給付されるなど思ってもみなかったので、驚くことしかできませんでした。
もちろん、何よりつらかったのは主人ですから、このお金は主人が頑張った証なのだと思います。そして、主人から私たちへの贈り物だと思っています。

給付金の一部は、主人が最期まで気にかけていた喫茶店の改修や修理費用などに使っています。コロナ禍の影響でお店を閉めざるを得ない時期も長くあったので、その補填費用としても大変助かりました。
年齢のこともあり私はもうお店に立てませんが、今は別の方に貸し出して、営業してもらっています。だって、主人と約束したお店ですからね。どんな形であれ、できるだけ長く、そして大切に続けていきたいと思います。

コメント

弁護士のコメント

今回のお話にもあった「資料収集代行サービス」は、これまでにB型肝炎訴訟を行った方の声を参考にさせていただき、開始したサービスです。
B型肝炎訴訟をされた方に感想をお聞きすると、「資料集めが大変だった…」と多くの方がおっしゃっていました。「何十年も前のことで、資料が残っているかわからない…」、「資料集めが難しそう…」、「病院や役所にどう伝えればよいかわからず不安…」などの理由から、相談や依頼をためらって、手続を始める前から訴訟を諦めようとされる方も少なくありませんでした。

そうした不安や悩みが解消され、より多くの方が“訴訟”という選択肢を選べるようになること。「資料収集代行サービス」が、そのきっかけの1つになればと心から願っています。
そして、訴訟に対して一歩踏み出された依頼者の方に寄り添い、和解までサポートをさせていただくことが弊所の務めだと思っています。
アディーレでは、B型肝炎の給付金請求に関するご相談は何度でも無料です。ぜひお気軽にお問合せください。

監修弁護士 大西 亜希子
アディーレ法律事務所 B型肝炎部部長
肝炎医療コーディネーター※
※地域により名称が異なります。
大西亜希子 弁護士

その他のB型肝炎訴訟の体験談

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