B型肝炎給付金で取り戻せた前向きな日常。訴訟を決心したからこそ今がある
肝がん
症状:肝がん(除斥未経過)
給付金額:3,600万円
東京都 男性
ずっと症状がなかったある日、突然の余命宣告
若いころ、当時勤めていた会社の健康診断で、医師から「B型肝炎」と診断されました。とは言われても、そのころは特に症状がなく、何もせずにそのまま過ごしていました。
ところが、それから月日が経った2019年のこと。就業中に、突然のたうち回るほどの強烈な痛みに襲われ、そのまま病院に担ぎ込まれてしまったのです。
当然、すぐに入院することになり、いろいろな検査を受けました。その結果、倒れた直接の原因は胆のうの病気だと診断されました。しかし、さらに医師から「非常に残念ですが、肝臓にがんが見つかりました…」と言われ、余命3~5年、果ては半年かもしれないと告げられたのです。
突然のことで、本当に頭が真っ白になりました。まさか自分ががんになり、余命宣告をされるなんて、想像もしていませんでしたから…。
訴訟については知っていた。でも不安のほうが大きかった
余命宣告を受けてからは、「どうすればいいんだ…」と考えてばかりいましたね。
正直、自分自身のことは「なってしまったら、もう仕方ない」という気持ちで、半ば覚悟ができていたのです。
しかし、妻のことがとにかく心残りで…。これからの生活やお金のことなど、残された時間で私に何ができるだろうと、すごく悩みました。結婚してまだ10年も経っていなかったですし、もっとよくしてあげたかったという思いもありました。
そこで、入院中にインターネットでいろいろと調べていると、「B型肝炎給付金訴訟」について知りました。訴訟については、昔から少し知ってはいたのですが、裁判なんて当然やったこともないし、正直怖かったんですよね。「弁護士に相談する」というのもハードルが高く、きっとお金もかかるだろうと思い、なかなか行動に移せずにいました。
「やってみるだけなら損にはならない」と訴訟を決心
それでも、妻や両親に相談すると「やるだけやってみたら?」と言ってくれたので、思い切って電話することに。とはいえ、電話しようと決めたあとも不安はあったので、何となく有名なところがいいなと考えました。そこで、いろいろと調べているときに、よく名前を目にしたアディーレに依頼することに決めました。
ホームページには「相談料は無料」と書いてありましたが、正直、最初は半信半疑でしたね。結局、いろいろお金がかかってくるんだろうなと。
でも、実際に相談料はかかりませんでしたし、弁護士のお話を聞くと「訴訟に関する費用は給付金を無事に受け取れたときに発生する」とのことでした。「それなら、やるだけやってみようか」という気持ちになり、依頼させていただくことにしたのです。
依頼後の手続などについて、特に困ることはありませんでした。一度だけ、病院に頼んでいた資料がうまく伝わらなかったことはありましたが、アディーレの方が代わりに対応してくださったので、スムーズに進めることができました。
お金の心配だけでも解消できた。すべては給付金のおかげ
資料を集め終わり、あとはアディーレに任せて待つだけ、という状態になると、今度は居ても立っても居られないような気持ちに…。肝がんのこともあるので、ゆっくりしてもいられないし、アディーレに何度も催促するかたちになってしまいました。それでも、対応してくださった事務の方は「今はこういった状況かと思います」、「何かあったらすぐ連絡しますね」とすごく丁寧で、その都度安心したのを覚えています。
その後、肝がんの治療を続けながら辛抱強く待っていると、「お待たせしました。国から和解の連絡がありましたよ」と、ついに電話がかかってきました。
振り込まれた給付金を見て、真っ先に思い浮かんだのは妻のことです。「これでお金のことだけでも…」と、胸をなでおろしましたね。通帳の残高をすぐに妻にも見せて、2人で大喜びしました。両親も「思い切ってやった甲斐があったね」と言ってくれました。
「やってみるだけなら損にはならない」だからぜひ多くの人にやってほしい
しかも、うれしい出来事はそれだけでありませんでした。
給付金をいただいてから2、3ヵ月後に、何と肝がんが治ったのです。医師も奇跡だと言っていて、私も思わず「そんなこと本当にあるんですか?」と、聞き返したくらいです。
最初は自分でも信じられなかったのですが、徐々に体調が回復し、ずっと続けていた抗がん剤治療も終了。定期的な検査は必要ですが、少しずつ普通の生活が戻っていきました。
今では、朝起きたとき、もう病気のことを考える必要がありません。妻と愛犬の散歩に行く、そんな何気ない日常を楽しむことができています。
給付金のおかげで、お金についても心配がなくなりました。高額な治療費の支払いで、みるみるうちに貯金が減っていったときはどうなることかと思いましたが、今では余裕が戻ってきました。
もちろん、私のケースみたいに必ずうまくいくとは限りませんが、もし訴訟を迷っている方がいらっしゃれば、「やってみるだけなら損にはならないよ」と、ぜひお伝えしたいです。
こうして振り返ると、ここ数年は本当にいろいろなことが重なりました。妻にはたくさん苦労をかけてしまいましたが、給付金の受給と肝がんの完治が、結婚10年目のとても大きなプレゼントになりましたね。これからは、末永く妻と笑って過ごしていきたいと思います。
弁護士のコメント
今回の依頼者の方は、平穏な日常生活を過ごされていたのに、B型肝炎ウイルスの感染が発端となり、突然の余命宣告を受けることとなりました。筆舌に尽くしがたいお辛さだったと思いますが、残される家族のために訴訟を決意されました。
それでも、相談料や弁護士費用などお金のことが気になり、当事務所へのご依頼まで長く悩まれたようです。
確かに、訴訟のことは気になってはいたが、実際弁護士に相談することを「なかなか決断できなかった」と話す依頼者の方は、これまでも多くいらっしゃいました。
ですが、実際にメッセージもいただいているように、アディーレにご依頼いただいた場合、訴訟をして損することはありません。原則として無事に給付金を受け取れた場合にだけ、弁護士費用をお支払いいただきます。
またアディーレでは、「一人でも多くの方々に、安心して今後の生活を過ごせるようになっていただきたい」との想いから、専属チームを設けてご相談を承っております。
B型肝炎訴訟について気になることが少しでもある方は、お一人で悩まず当事務所までご連絡ください。
アディーレ法律事務所 B型肝炎部部長
肝炎医療コーディネーター※
※地域により名称が異なります。