B型肝炎ウイルスへの感染は健康診断でわかる?必要な検査や費用を解説

B型肝炎給付金の請求期限
2027年3月31日です

B型肝炎ウイルスへの感染は健康診断でわかる?必要な検査や費用を解説

この記事のポイント
  • B型肝炎は、一般的な健康診断の肝機能検査ではわからない
  • B型肝炎ウイルスへの感染は「HBs抗原検査」や「HBs抗体検査」で調べる
  • 健康診断でB型肝炎の検査をしたい場合、オプションで追加が必要

監修者情報

大西 亜希子

弁護士

大西 亜希子

おおにし あきこ

資格
弁護士,行政書士(未登録),肝炎医療コーディネーター※
※地域により名称が異なります。

B型肝炎ウイルス(HBV)への感染は健康診断でわかる?

B型肝炎ウイルス(HBV)への感染は、一般的な健康診断の肝機能検査ではわかりません。

これは、健康診断の肝機能検査は、肝機能障害の有無やその程度を調べるものであり、B型肝炎ウイルスの有無を調べるものではないためです。

健康診断で行う肝機能検査の内容

一般的な健康診断で行う肝機能検査でわかるのは、主に以下の数値です。

  • GOT(AST)
  • GPT(ALT)
  • γ-GTP
  • ALP など

これらは、肝臓の働きを確認する指標となるため、数値に異常があれば「肝臓に何らかのトラブルが起きていること」はわかります。

しかし、「肝臓にトラブルが起きている原因がB型肝炎ウイルスかどうか」まではわかりません

健康診断で異常がなくても感染している可能性はある

一般的な肝機能検査の数値が正常でも、B型肝炎ウイルスに感染している可能性はある点には注意が必要です。

B型肝炎ウイルスに感染しているものの、肝臓に炎症が起きていない状態(無症候性キャリア)の場合、肝機能検査の数値に異常が出ないこともあるためです。

B型肝炎ウイルス(HBV)に感染しているか調べる方法

B型肝炎ウイルスに感染しているかどうか調べるには、血液検査で「HBs抗原」や「HBs抗体」の数値を確認する必要があります。

「HBs抗原検査」や「HBs抗体検査」は、全国の医療機関や自治体が実施する肝炎ウイルス検査などで受けられます。

なお、一般的な健康診断では、「HBs抗原検査」や「HBs抗体検査」は行わないことがほとんどです。

そのため、健康診断でこれらの検査を受けたい場合、オプションで追加できるか確認する必要があります。

B型肝炎ウイルス(HBV)の検査の種類

B型肝炎ウイルスに関する検査方法には、大きく分けて以下の3種類があります。

  • ウイルスマーカー検査
  • ジェノタイプ検査
  • HBV分子系統解析検査(塩基配列比較検査)

「B型肝炎ウイルスに感染しているかどうか」を調べるためには、まず、ウイルスマーカー検査が必要です。

ウイルスマーカー検査では、以下のようにウイルスへの感染(既往感染)の有無や、ウイルスの量、感染力などがわかります。

種類 わかること
HBs抗原 現在HBVに感染しているかどうか
HBs抗体 過去にHBVに感染して免疫を獲得したかどうか
HBe抗原 血液中のHBVの量、増殖力、感染力
HBe抗体 血液中のHBVの量、増殖力、感染力
HBc抗体(IgG)
  • HBVに現在感染している、または過去に感染したかどうか
  • 持続感染の有無
IgM-HBc抗体 感染した時期など
HBV-DNA 血液中のウイルス量

これらの検査で感染がわかった場合、ジェノタイプ検査やHBV分子系統解析検査(塩基配列比較検査)などの詳しい検査を行うこともあります

B型肝炎ウイルス(HBV)の検査にかかる費用

B型肝炎の検査にかかる費用は、検査を受ける場所(方法)によって異なります。

「HBs抗原検査」や「HBc抗体検査」などの基本的な検査にかかるおおまかな費用の目安は、以下のとおりです。

B型肝炎ウイルスへの感染を調べる検査費用の目安

検査場所 費用の目安
医療機関 3,000円~6,000円(※1)
人間ドック・健康診断 500円~3,000円(※2)
自治体のウイルス検査 原則として無料(※3)
  • ※1 保険適用外の場合。初診料や診察代も含まれます。診断書の作成料が上乗せされる場合があります。
  • ※2 オプションの追加にかかる費用のみ。人間ドック・健康診断自体の費用は含みません。
  • ※3 自治体により対象年齢や費用負担の有無が異なる場合があります。

過去に一度も肝炎ウイルス検査を受けたことがない場合、各自治体が定める条件を満たせば、お住まいの地域の保健所などによる検査を無料で受けられることがあります。

検査費用を抑えたい方は、お住まいの自治体のホームページや窓口で確認してみるとよいでしょう。

B型肝炎ウイルス(HBV)に感染した方が利用できる制度

検査の結果、B型肝炎と診断された場合、国や自治体による「医療費助成制度」や、「B型肝炎の給付金制度」を利用できる可能性があります。

B型肝炎ウイルスに感染している方は、状態によっては定期的な検査や治療が必要です。

しかし、B型肝炎の治療は長期にわたることも多く、医療費の負担が大きくなってしまうことも少なくありません。

そのため、これらの制度を利用することも検討するとよいでしょう。

医療費助成制度

B型肝炎の定期検査や治療が必要な場合、以下のような費用の助成を受けられる可能性があります。

  • 肝炎ウイルス検査で陽性と判定されたあとの初回精密検査や定期検査にかかる費用
  • B型慢性肝炎の治療(インターフェロン治療や核酸アナログ製剤治療など)にかかる医療費 など

対象となる方や申請方法などは、厚生労働省のホームページや、お住まいの自治体の窓口などで確認してみてください。

B型肝炎の給付金制度

過去の集団予防接種等が原因でB型肝炎ウイルスに持続感染した方(その方から母子感染した方や、ご遺族なども含む)は、「B型肝炎の給付金」を請求できます。

受給要件に当てはまる場合、病態に応じて50万円~最大3,600万円の給付金を受け取れる可能性があります。

なお、給付金を受け取るためには、過去の医療記録(カルテなど)を収集したうえで、訴訟を提起し、国と和解する手続が必要です。

ご自身で複雑な手続を進めるのは負担が大きいため、まずはB型肝炎の給付金請求に詳しい弁護士へ相談することをおすすめします。

給付金の対象となる方や、具体的な金額、手続の方法など、詳しくは以下のページをご覧ください。

給付金対象者可能性のチェックはこちらから給付金対象者可能性のチェックはこちらから

まとめ

B型肝炎ウイルスへの感染は、一般的な健康診断の肝機能検査だけではわかりません。

B型肝炎ウイルスに感染しているかどうか調べるためには、「HBs抗原検査」や「HBs抗体検査」が必要です。

これらの検査は、医療機関や健康診断の際にオプションとして追加することで受けられます。

なお、過去に一度も肝炎ウイルスの検査を受けたことがない方は、自治体が実施している検査を無料で受けられる可能性もあるため、確認してみるとよいでしょう。

ご自身の健康を守るためにも、一度は肝炎ウイルス検査を受けてみることをおすすめします。

弁護士からのメッセージ

何の落ち度もない方々が、B型肝炎ウイルスに感染し、その本当の原因もわからずご本人やそのご家族が辛く苦しい思いをされてきました。その方々を救済するためにB型肝炎訴訟の制度ができました。おひとりで悩まず、気になることはどんなことでもお気軽にご相談ください。皆様の心の支えになれるよう、常にご依頼者様の立場になって考え、B型肝炎訴訟のお手続きをさせていただきます。

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