B型肝炎給付金に関するQ&A
健康診断の血液検査の結果、肝機能障害を示すような数値は見当たりませんでした。B型肝炎ウイルスには感染していないということで間違いないでしょうか?
B型肝炎ウイルス(HBV)に感染している場合でも、無症候性キャリアの場合など、肝機能の障害を示す指標に異常がでないことがあります。
肝機能を診断する代表的な指標に、ALT、ASTなどがあります。ALT、ASTはアミノ酸の代謝にかかわる酵素であり、健康な人であっても、常にすこしずつ血液中に流れ出ています。しかし、炎症などで肝細胞が壊れると、血中に流れ出る分量が増加するため、一般的に、ALTやASTの値が高くなるほど肝機能に障害が生じているということになります。そのため、肝機能の障害を調べる検査の目安として利用されています。
もっとも、これらはあくまで身体的変化を調べるためのひとつの指標に過ぎません。ご不安な点があれば、ご自身だけで判断せず、医師や病院へ相談するようにしましょう。