B型肝炎給付金に関するQ&A
母親がB型肝炎の持続感染者である場合、子どももHBVに感染しますか?
B型肝炎ウイルス(HBV)は、感染した母親が子どもを出産する場合、主に産道における血液を介して出生児に感染する可能性があります。
母親のHBe抗原が陽性のとき、子どもへのウイルスの感染率はほぼ100%で、適切にワクチン接種などが行われない場合、このうちの85~90%はキャリア化(持続感染)するといわれています。母親のHBe抗原が陰性のときは、子どもへのHBV感染率は10%程度で、キャリア化することは稀であるといわれています。
日本では1986年以降、B型肝炎の母子感染防止事業により、B型肝炎ワクチンなどの接種が実施され、母子感染率は大幅に低下しています。1985年(昭和60年)以前にお生まれの方で、お母さまやご家族がB型肝炎ウイルスに感染されている場合には、肝炎ウイルス検査を受診されることをおすすめいたします。
B型肝炎についてよくある質問
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B型肝炎ウイルスの検査は、どこで受けたらいいですか?
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ジェノタイプ検査やHBV分子系統解析検査は必ず受けなければなりませんか?
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B型肝炎ウイルスに感染していることが判明しました。どうしたらいいでしょうか?
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B型肝炎ウイルスに持続感染しています。現在症状はありませんが、必ず肝炎などを発症するのでしょうか?
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健康診断の血液検査の結果、肝機能障害を示すような数値は見当たりませんでした。B型肝炎ウイルスには感染していないということで間違いないでしょうか?
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日本では、どれくらいの方がB型肝炎ウイルスに持続感染しているのですか?
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母親が亡くなっている場合、母子感染ではないことを証明することはできませんか?
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B型肝炎について医療費の助成を受けるにはどうすればよいですか?